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終活ノートとエンディングノートの違いとは?書き方・選び方・使い分けを徹底解説【2026年版】

投稿日/2026.04.01 更新日/2026.04.01

カテゴリー:終活準備

「終活ノートって、エンディングノートと何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?書店や100円ショップにも並ぶようになり、名前を聞いたことがある方は多いはず。NPO法人の調査では認知度は84.3%に達しています。

ところが実際に書いたことがある人はわずか8〜9%という現状があります(ベンチャーサポートコンサルティング2024年調査)。「縁起が悪い」「何を書けばいいかわからない」という声も多く、知っているのに手が出せないままでいる方が大多数です。

本記事では、「終活ノート」と「エンディングノート」の違いを整理したうえで、書くべき項目・おすすめの選び方・保管方法・遺言書との使い分けまで丁寧に解説します。今日から書き始めるためのヒントをお届けします。


目次

「終活ノート」と「エンディングノート」の違いは?

結論からいうと、「終活ノート」「エンディングノート」「生前整理ノート」は、ほぼ同じものを指す言葉として使われることがほとんどです。法的な定義や規格があるわけではなく、呼び名が違うだけで内容は重なっています。

ただし、使われる場面によって若干のニュアンスの違いがあります。

名称 主なニュアンス・重点
エンディングノート 死後に家族が困らないよう「情報を伝える」ことを目的とした記録ノート。最も広く使われる呼称。法務省・司法書士会も公式に使用
終活ノート 終活全般の思考整理・人生設計にも重点を置いた広義のノート。「これからをどう生きるか」という視点を含む場合が多い
生前整理ノート 財産・物品の整理に特化した実務的なノート。「モノ」と「カネ」の情報整理が主目的

書く内容・形式に決まりはなく、どれも法的効力はありません(遺言書とは別物です)。自分の意思・希望を家族に伝えるためのツールという点で共通しています。本記事では「エンディングノート」「終活ノート」をほぼ同義語として解説を進めます。


エンディングノートに書く11の基本項目

「何を書けばいいかわからない」という方のために、書くべき基本項目を整理しました。すべてを一度に書く必要はありません。気になる項目から少しずつ始めるのが長続きのコツです。

①自分の基本情報

氏名・生年月日・本籍地・家系図など。家族が手続きに必要な基本情報をまとめておきます。

②健康・医療情報

血液型・既往歴・持病・かかりつけ医・常用薬・アレルギー。救急時や入院時に家族がすぐ確認できるよう整理しておくと安心です。

③医療・介護の希望

延命治療を望むかどうか、臓器提供の意思、認知症になった場合に希望する介護の形(在宅か施設か)などを記載。人生会議(ACP)の観点からも最も重要な項目の一つです。

④財産情報

預貯金口座・不動産・有価証券・生命保険・借入・ローンの一覧。口座番号や証券番号など具体的な情報を書いておくと、家族の手続きがスムーズになります。

⑤デジタル資産・アカウント情報

SNSアカウント・サブスクリプションサービス・ネット銀行・電子マネーの一覧。スマートフォンのパスワードは直接記載せず、管理方法だけ伝える形にするのが安全です。

⑥各種契約情報

クレジットカード・電気ガス水道・NHK受信料など、解約が必要な契約の一覧。

⑦葬儀に関する希望

宗教・宗派、葬儀の規模(家族葬・一般葬・直葬)、喪主の候補、弔辞・弔電の希望など。明確に残しておくことで、家族が迷わず希望通りに進められます。

⑧お墓・納骨に関する希望

既存のお墓の場所、樹木葬・永代供養・海洋散骨などの希望。事前に家族に伝えておくことで、費用面でも準備ができます。

⑨相続に関する意向(参考情報として)

財産の分け方についての希望。ただし法的効力はないため、確実に反映させるには別途遺言書の作成が必要です。

⑩家族・友人への連絡リスト

訃報を知らせたい人の氏名・連絡先。SNSでのつながりのみで住所がわからない知人の情報も残しておくと助かります。

⑪家族へのメッセージ・自分史

感謝の言葉、人生の振り返り、伝えておきたいこと。これが最も「書いてよかった」と感じる項目として多くの方から挙げられています。


遺言書・任意後見との使い分け——何がどこまでカバーできるのか

エンディングノートを書けば十分、と思っていませんか?実は財産の分配・相続については法的効力がないため、遺言書との組み合わせが必要な場合があります。

ツール 法的効力 主な役割 費用
エンディングノート なし 希望・思い・補足情報の共有 無料〜数千円
遺言書 あり(民法に基づく) 財産の分配・相続内容を法的に確定 公正証書は数万〜十数万円
任意後見契約 あり(公正証書) 判断能力低下後の財産管理・身上監護 数万〜十数万円

3つのツールの使い分け

  • 希望・気持ちの共有 → エンディングノート
  • 財産の分け方を法的に確定させたい → 遺言書
  • 認知症になった後の管理を任せたい → 任意後見契約

エンディングノートに「○○に全財産を渡したい」と書いても法的効力はありません。財産に関する希望を確実に実現させるには、エンディングノート+遺言書をセットで準備するのが理想です。

夫婦でエンディングノートを書くイメージ

どこで手に入れる?ノート・ツールの選び方

エンディングノートは書店・100均・インターネットなど様々な場所で入手できます。まずは気軽に始めやすいものから選びましょう。

まず試したい:無料で入手する方法

  • 法務省・日本司法書士会連合会:公式エンディングノートをPDFで無料公開
  • 各自治体・社会福祉協議会:窓口で無料配布しているケースが多い
  • 葬儀社・保険会社のサイト:PDF・Word形式で無料ダウンロード可能

手軽に始める:100均の終活ノート

  • ダイソー「もしもノート」(各110円):5冊分冊で販売。項目ごとに分かれており必要な部分から始めやすい
  • セリア(110円):32ページ1冊にコンパクトにまとめられたノート

書き慣れるための練習として100均から始め、慣れてきたら本格的なノートに移行するのもおすすめです。

しっかり書きたい:市販の専用ノート

商品名 価格 特徴
もしもの時に役立つノート(コクヨ) 約1,155円 発売6年で60万冊突破。CDや写真を収納できるケース付き。紙とデジタルを一元管理
一番わかりやすいエンディングノート(リベラル社) 約1,078円 3,000人のセミナー受講者の声をもとに作成。重要情報を隠す「スクラッチシール」付き
おひとりさまのはじめてのエンディングノート 約1,320円 独居者・おひとりさま向けに最適化。身寄りのない方の特有の悩みに対応した項目あり

デジタル版アプリの活用法

スマートフォンに慣れている方には、アプリ版の活用もおすすめです。いつでも更新・加筆できる手軽さが魅力です。

  • 楽クラライフノート(NTTファイナンス):月額300円。銀行・クレジットカード・電子マネー1,500以上と連携し、資産と家計を一元管理。最も機能が充実した選択肢
  • そなサポ:無料。資産情報の共有・動画メッセージ作成が可能。3週間ごとの安否確認機能あり
  • つなぐノート:無料(基本機能)。スマートフォンでエンディングノートを作成・管理

紙とデジタルのハイブリッド活用が最もおすすめ

  • 紙ノートに書くもの:家族へのメッセージ・感謝の言葉・人生の振り返り・医療・介護の希望
  • アプリで管理するもの:財産情報・デジタル資産の管理・連絡先リスト(更新が発生しやすい情報)

デジタルのみの場合、スマートフォンのパスワードが解除できなければ家族が見られないリスクがあります。大切な情報は紙にも残しておきましょう。

終活ノートに書き込むイメージ

書き始めるタイミングと続けるコツ

「まだ早い」と思っているうちに、書き始めるタイミングを逃してしまう方が多いのが現状です。しかし実態として、75歳以上でも準備しているのは23.3%(日本トレンドリサーチ2023年調査)。元気なうちに書き始めることが、選択肢の広さにつながります。

書き始めやすい5つのタイミング

  • 子どもの独立・巣立ちのタイミング
  • 自分または配偶者の退職・定年
  • 親の介護・看取りを経験したとき
  • 健康診断で何かひっかかったとき
  • 誕生日・年末年始など節目の日

続けるための3つのコツ

  • 全部埋めようとしない:書きやすい項目(家族へのメッセージなど)から始めて、少しずつ追記する
  • 年1回の「見直しデー」を決める:誕生日や元旦など決まった日に内容を確認・更新する習慣をつける
  • 鉛筆で書く:財産情報や連絡先は変わることがあるため、消せる鉛筆で書いておくと更新しやすい

保管方法と家族への伝え方

どれだけ丁寧に書いても、存在を知ってもらえなければ意味がありません。保管方法と伝え方がセットで重要です。

保管場所のポイント

  • 鍵のかかる引き出しや金庫に保管する(プライバシーの保護)
  • 「○○の引き出しにある」と家族に口頭で伝えておく
  • 表紙に「見てほしい人へ」「私が亡くなったら開けてください」と書いておく
  • デジタルの場合は、クラウドとローカルの両方にバックアップ

家族への伝え方

  • お盆・年末年始など家族が集まる機会に「ノートを書いた」と伝える
  • 「万が一のときに助けてほしい」という文脈で切り出すと受け取られやすい
  • 一緒にノートを書いてみる(共同作業にすると話が弾みやすい)
エンディングノートを家族に渡すイメージ

書いた人の声——「縁起が悪い」は本当?

エンディングノートを実際に書いた方からは、「死の準備」とは正反対の感想が多く寄せられています。

  • 「漠然とした不安が消え、気持ちが晴れた」
  • 「頭の中が整理できてすっきりした」
  • 「人生を振り返ることで、懐かしい友人に連絡するきっかけになった」
  • 「やり残していたことに気づき、実行するようになった」
  • 「家族に対して責任を果たせてすっきりした」

エンディングノートは「死に向かう記録」ではなく、「今をより良く生きるための整理ツール」です。書くことで、人生の優先順位が明確になり、前向きに日々を過ごせるようになる方が多いのです。


よくある質問(FAQ)

Q. エンディングノートと遺言書、どちらを先に作るべきですか?

まずエンディングノートから始めることをおすすめします。自分の希望や財産の全体像を整理する過程で、遺言書に何を書くべきかが明確になります。整理できてきたら、法的効力が必要な部分(財産の分配など)について遺言書を作成しましょう。

Q. 書いた内容を家族に見せる必要はありますか?

生きているうちに見せる必要はありません。ただし存在と保管場所は必ず伝えておきましょう。医療・介護に関する希望については、元気なうちに家族と話し合っておくと、いざというときにスムーズです。

Q. 何歳から書き始めればよいですか?

早すぎることはありません。40〜50代から書き始める方も増えています。「今日が一番若い日」と考え、気になったタイミングで書き始めるのがベストです。

Q. 一度書いたら書き直しできませんか?

何度でも書き直せます。鉛筆で書いたり、付箋を活用したりすると更新しやすくなります。アプリであれば更新はさらに手軽です。


まとめ——今日から一歩を踏み出しましょう

「終活ノート」と「エンディングノート」は、呼び名の違いこそあれ、自分の意思・想いを家族に伝えるための大切なツールという点では同じものです。認知度は高いのに9割の方が未作成という現状は、「始め方がわからない」という障壁があるからこそです。

まずは無料PDFや100均のノートから、今日たった1項目だけ書いてみましょう。家族へのメッセージでも、かかりつけ医の情報でも構いません。その一歩が、あなたと家族の安心につながります。

「エンディングノートの書き方を一緒に考えたい」「遺言書や任意後見との組み合わせも検討したい」という方は、つながりサポートの無料相談をぜひご活用ください。終活全般にわたって、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートします。

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