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独居高齢者のための安否確認システム完全ガイド|6タイプの特徴・費用・選び方【2026年版】

投稿日/2026.03.18 更新日/2026.03.18

カテゴリー:おひとりさま向け情報

「離れて暮らす親が一人で倒れたら…」「自分に何かあっても、誰にも気づいてもらえないかもしれない」——独居高齢者の安否確認は、本人にとっても家族にとっても切実な問題です。

警察庁が初めて公表した統計によると、2024年に一人暮らしの自宅で亡くなった方は7万6,020人。うち65歳以上は5万8,044人に上り、死後8日以上経過して発見された「孤立死」は2万1,856人に達しました。独居高齢者の安否確認は、もはや社会全体で取り組むべき課題です。

本記事では、安否確認システムを6つのタイプに分類し、それぞれの特徴・費用・メリット・デメリットを比較。さらに、身元保証人がいないおひとりさまの備え方まで、包括的に解説します。

安否確認システム6タイプの特徴と費用比較

安否確認システムの種類比較

安否確認システムは大きく6つのタイプに分かれます。それぞれの特徴を理解して、ご自身やご家族に合ったものを選びましょう。

タイプ仕組み月額費用プライバシーこんな方に
センサー型人感・ドアセンサーで生活動作を自動検知2,300~3,300円◎ 高い機器操作が苦手な方
カメラ型室内カメラでリアルタイム映像確認0~5,940円△ 低い映像で確実に確認したい方
緊急通報・駆けつけ型ボタン一つで警備員が駆けつけ2,750~5,060円◎ 高い持病がある・転倒リスクがある方
訪問・宅配型郵便局員等が定期的に自宅訪問1,070~2,500円◎ 高い人とのつながりが欲しい方
GPS型小型端末で位置情報をリアルタイム送信220~1,000円○ 中程度認知症による外出の心配がある方
アプリ・電話型スマホアプリやLINE・自動電話で安否確認0~1,280円◎ 高いまず気軽に始めたい方

タイプ別の詳しい特徴とおすすめサービス

① センサー型(人感センサー・IoT電球型)

室内に設置した人感センサーやIoT電球が、一定時間動きがないことを自動検知し、家族に通知するタイプです。高齢者側は一切の操作が不要で、日常生活を送るだけで安否確認ができます。

主なサービス:

  • ヤマト運輸「クロネコ見守りサービス」:IoT電球を設置するだけ。24時間点灯/消灯がないと通知。月額1,738円(税込)
  • アイシル:人感・ドア・照度・温度の4種センサー搭載。服薬・食事管理ボタンも。月額3,278円(税込)
  • ifまもる君:人感センサーで10分ごとにデータ送信。月額2,300円〜

② カメラ型(見守りカメラ)

室内にカメラを設置し、スマートフォンやPCからリアルタイムで映像を確認できるタイプです。転倒など緊急事態を映像で直接確認できるため精度は高いですが、プライバシーへの抵抗感が導入の障壁になることもあります。

主なサービス:

  • みまもりCUBE:SIMカード内蔵でネット環境不要。コンセントに挿すだけ。月額5,390〜5,940円
  • パナソニック KX-HRC100-K:買い切り型。タイムラプス・動作検知・広角レンズ搭載。Wi-Fi環境が必要

③ 緊急通報・駆けつけ型(警備会社)

ペンダント型の緊急ボタンや自動検知センサーで、24時間体制でプロの警備員が駆けつけてくれるタイプです。安心感は最も高いですが、費用も高めです。

主なサービス:

  • セコム「親の見守りプラン」:レンタル 初期48,400円+月額5,060円。動きがないと自動通報、防犯兼用
  • ALSOK「みまもりサポート」:初期0円〜+月額2,750円〜。ペンダント型緊急ボタン、オプション豊富

④ 訪問・宅配型

郵便局員や宅配スタッフが自宅を訪問し、対面で安否確認を行うタイプです。人とのつながりが生まれるため、孤立防止にも効果的です。

主なサービス:

  • 郵便局「みまもり訪問サービス」:月1回・30分の訪問。10項目の質問+写真付き報告書。月額2,500円。「みまもり保険」無料付帯
  • 郵便局「みまもりでんわサービス」:毎日1回の自動音声電話。固定電話1,070円/携帯1,280円
  • 配食サービス:食事の宅配と同時に安否確認。大阪市では「生活支援型食事サービス事業」として実施

⑤ GPS型(位置情報追跡)

小型GPS端末を携帯し、位置情報をリアルタイムで家族のスマートフォンに送信するタイプです。認知症による徘徊対策に最も効果的です。

  • ドコモ「イマドコサーチ」:月額220円。ドコモユーザー向け。エリア通知機能付き
  • iTSUMO(いつも):徘徊対策に特化。累計2万人以上の利用実績。介護保険適用の自治体あり

⑥ アプリ・電話型

スマートフォンアプリやLINEを使った安否確認です。無料〜低コストで始められるため、最初の一歩として最適です。

  • ソフトバンク「みまもりサービス」:スマホのロック解除・充電・歩行を自動でデータ化
  • エンリッチ見守りサービス(LINE型):LINEでタップするだけの安否確認。応答なしで家族に通知
  • 象印「みまもりほっとライン」:IoTポットの使用状況で安否確認。月額3,300円。20年以上の実績

安否確認サービスを選ぶ5つのポイント

離れて暮らす親の安否を確認するスマートフォン

① 本人の意向を最優先にする

見守りサービスの導入で最も大切なのは、ご本人の納得です。「監視されている」と感じると、利用を拒否されたり、機器の電源を切られてしまうこともあります。まずは本人と話し合い、不安や希望を聞くところから始めましょう。

② スマホが使えるかどうかを確認する

アプリ型やLINE型はスマホが必須です。スマホを使えない方には、IoT電球型・センサー型・電話型・訪問型など、操作不要のサービスを選びましょう。

③ 緊急時の対応力を確認する

「異常を通知するだけ」なのか「駆けつけ対応がある」のかは大きな違いです。一人暮らしで近くに家族がいない場合は、駆けつけ対応付きのサービスを検討しましょう。

④ 費用は「3年間の総コスト」で比較する

月額だけでなく、初期費用・工事費・解約金を含めた総コストで比較しましょう。

タイプ初期費用月額3年総コスト
アプリ・電話型0円0〜1,280円0〜46,080円
IoT電球型0円1,738円約62,600円
センサー型0〜15,000円2,300〜3,278円約83,000〜133,000円
訪問型(郵便局)0円2,500円90,000円
駆けつけ型(ALSOK)13,200円〜2,750円〜約112,200円〜
駆けつけ型(セコム)68,400円5,060円約250,560円

⑤ プライバシーへの配慮を話し合う

カメラ型は「監視されている」と感じる方が多い一方、センサー型や電球型は見守られている意識が薄く精神的な負担が少ないです。ご本人の性格や価値観に合わせて選びましょう。

自治体の安否確認サービスを活用する

民間サービスに加え、多くの自治体が無料または低額で安否確認サービスを提供しています。

大阪市の主な制度

  • 緊急通報システム事業:65歳以上のひとり暮らし等が対象。緊急通報装置を貸与し、24時間受信センターが対応。定期的な安否確認電話・健康相談も実施
  • 見守り相談室:全区の社会福祉協議会に設置。福祉専門職が孤立者の早期発見・アウトリーチを行う
  • 生活支援型食事サービス:配食と同時に安否確認を実施。ひとり暮らしの高齢者が対象
  • 認知症高齢者等見守りネットワーク:事前登録により行方不明時にメール一斉配信で捜索を支援

まずはお住まいの区役所または地域包括支援センターに相談してみましょう。利用できる制度があるかもしれません。

身元保証人がいないおひとりさまの安否確認

安否確認サービスの相談をする高齢者

身寄りがない方にとって安否確認はさらに切実です。多くのサービスは「緊急連絡先」の登録が必要ですが、頼れる家族がいない場合、この時点で壁にぶつかります。

解決策として、身元保証サービスと見守りサービスの併用が有効です。身元保証サービスを契約することで、緊急連絡先・入院時の対応・死後の手続きまで一体的にカバーできます。

おひとりさまが安心して暮らすための備えを整理すると、以下のようになります:

  1. 安否確認サービスの導入(本記事で解説)
  2. 身元保証サービスの契約(緊急連絡先・入院保証の確保)
  3. 任意後見契約(判断能力低下時の財産管理・身上監護)
  4. 死後事務委任契約(葬儀・遺品整理・行政手続き)
  5. 遺言書の作成(財産の行方を決めておく)

安否確認は「終活の第一歩」です。一つずつ備えを進めることで、おひとりさまでも安心して暮らすことができます。

よくある質問(FAQ)

Q. 親に見守りサービスを勧めたいのですが、拒否されます

A. 「あなたが心配だから」ではなく、「私が安心したいから」と伝えるのが効果的です。また、まずは電球型やポット型など見守られている意識が薄いタイプから始め、徐々に慣れてもらう方法もあります。

Q. 複数のサービスを組み合わせた方がいいですか?

A. 理想的には組み合わせが効果的です。例えば「センサー型(日常の見守り)+駆けつけ型(緊急時)」や「電話型(日常の安否確認)+GPS型(外出時の安全)」のように、日常と緊急時の両方をカバーする組み合わせがおすすめです。

Q. ネット環境がない実家でも使えるサービスはありますか?

A. はい。SIMカード内蔵のみまもりCUBE、IoT電球のハローライト郵便局のみまもりでんわ象印みまもりほっとラインなど、ネット環境不要で利用できるサービスは多数あります。

Q. 自治体の助成金は使えますか?

A. 自治体によって異なりますが、横浜市では見守り機器に最大月額1,000円の補助、GPS端末の貸出を行う自治体も増えています。お住まいの区役所・地域包括支援センターに確認することをお勧めします。

まとめ

独居高齢者の安否確認システムは、無料のアプリ型から月額5,000円超の駆けつけ型まで、幅広い選択肢があります。

  • 6つのタイプ(センサー型・カメラ型・駆けつけ型・訪問型・GPS型・アプリ型)から、本人の状況に合ったものを選ぶ
  • 費用は月額0〜5,060円。3年間の総コストで比較するのがポイント
  • 本人の意向・プライバシーへの配慮を最優先にする
  • 自治体の無料・低額サービス(緊急通報システム・配食見守り等)も活用する
  • 身寄りがない方は身元保証サービスとの併用で緊急連絡先を確保する
  • 安否確認は終活の第一歩。任意後見・死後事務委任・遺言書と合わせて備える

一人で暮らしていても、適切な見守りの仕組みがあれば安心して生活を続けることができます。つながりサポートでは、安否確認サービスの選び方から身元保証・終活全般まで、おひとりさまの方を総合的にサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。

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