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エンディングノートの書き方|書くべき14項目・渡し方・おすすめテンプレート【2026年版】

投稿日/2026.04.27 更新日/2026.04.30

「エンディングノートを書こうとは思っているけれど、何をどう書けばいいのかわからない」「書き始めると暗い気持ちになりそうで…」。そんな声をよく耳にします。

エンディングノートは、法的な遺言書とは異なり、自分の意思や希望を家族に伝えるための”想いのノート”です。書き方に決まりはなく、書けるところから少しずつ始めれば十分です。

この記事では、エンディングノートに書くべき14の項目、書き方のコツ、家族への渡し方、おすすめのテンプレートまでを、2026年版として徹底解説します。


エンディングノートとは?遺言書との違いを整理する

エンディングノートとは、自分の人生の終わりに向けて、家族や大切な人へ残しておきたい情報・意思・想いを書き記すノートです。終活の第一歩として取り組む方が多く、書店や通販でも多種多様な商品が販売されています。

遺言書との根本的な違い

比較項目 エンディングノート 遺言書
法的拘束力 なし あり
書き方のルール 自由 厳格(民法の規定に従う)
書き直し いつでも自由に 再度作成・撤回の手続きが必要
主な内容 気持ち・情報・希望 財産の分配・相続人の指定
費用 ノート代のみ(無料〜3,000円程度) 公正証書遺言は数万円〜

エンディングノートには法的な効力はありませんが、家族が困らないよう必要な情報を整理して伝えるという点で、非常に実用的なツールです。財産の分配に明確な希望がある場合は、遺言書と併用することをおすすめします。

公正証書遺言について詳しくは、自筆証書遺言と公正証書遺言の違い|費用・手続き・どちらを選ぶべきか徹底比較【2026年版】もあわせてご覧ください。


エンディングノートに書くべき14の項目

書く内容に決まりはありませんが、家族が困りがちな情報を中心に、以下の14項目を目安にすると網羅的に整理できます。

SNSについて詳しくは、SNSアカウントの整理方法|Facebook・X・Instagram【2026年版】もあわせてご覧ください。

自分に関する基本情報

  • (1)自己紹介・生い立ち:出生地、学歴、職歴、趣味、大切にしてきた価値観など。自分史として書くと読み返したときにも喜ばれます。
  • (2)健康・医療情報:持病、アレルギー、常用薬、かかりつけ医の情報。緊急時に家族が伝えられるよう記しておきましょう。
  • (3)医療・介護に対する希望:延命治療の希望、介護を受けたい場所(自宅・施設)、臓器提供の意思など。リビングウィルとしての役割を果たします。

財産・契約関連

  • (4)預貯金・金融口座:銀行名、支店名、口座種別、口座番号。暗証番号の記載は避け、「別途管理」と書くのがベターです。
  • (5)不動産情報:所有している土地・建物の所在地、登記状況、固定資産税の支払い方法など。
  • (6)保険・年金:生命保険・医療保険の保険証券番号、保険会社連絡先、年金の種類(国民年金・厚生年金)など。
  • (7)借入・ローン:住宅ローン、カードローン等の残高・返済状況。
  • (8)デジタルアカウント情報:SNS・メール・サブスクリプションなどのID(パスワードは別途安全な方法で管理)。死後に削除してほしいアカウントも明記を。

人間関係・手続き

  • (9)家族・親族リスト:続柄、連絡先、関係性のメモ。疎遠になっている親族がいれば一言添えておくと家族が助かります。
  • (10)友人・知人リスト:葬儀や訃報を知らせてほしい人をリストアップ。
  • (11)ペットのこと:ペットの名前、種類、かかりつけ獣医、世話をお願いしたい人。一人暮らしの方は特に重要です。

葬儀・お墓・残された家族へ

  • (12)葬儀の希望:家族葬・一般葬・直葬などの希望、呼んでほしい人・呼ばなくていい人、宗派・宗教に関する意向。
  • (13)お墓・供養の希望:既存のお墓への埋葬か、散骨・樹木葬などの自然葬か。永代供養の希望があれば記しておきましょう。
  • (14)家族へのメッセージ:感謝の言葉、伝えておきたいこと、残された家族へのエール。これが一番大切な項目かもしれません。
エンディングノートの14項目を書き込む高齢者のイラスト

書き方のコツ|一項目ずつ、気楽に始める

「全部書かなければ」と思うと、なかなか進みません。エンディングノートは完成させることが目的ではなく、書いておくことに意味があるので、書けるところから書くだけで十分です。

任意後見契約について詳しくは、任意後見契約とは?わかりやすく解説|法定後見との違い・費用・手続きの流れもあわせてご覧ください。

おすすめの書き方ステップ

  • ステップ1:かかりつけ医とお薬の情報から書く(緊急性が高く、短時間で書ける)
  • ステップ2:銀行口座と保険の一覧をつくる(手元の通帳・証券を見ながら記入)
  • ステップ3:葬儀・お墓の希望をメモする(家族が最も困る手続きを先に)
  • ステップ4:家族へのメッセージを書く(感謝の気持ちを素直に)

記載例:医療・介護の希望欄

項目 記入例
延命治療 回復の見込みがない場合は希望しない
臓器提供 角膜のみ提供を希望する
介護の場所 できる限り自宅で過ごしたい。負担が大きい場合は施設も可
認知症になったら 任意後見契約を締結済み(○○弁護士事務所)

家族への渡し方と保管場所

エンディングノートを書いても、家族が見つけられなければ意味がありません。保管場所と渡し方について事前に考えておきましょう。

エンディングノートを家族に手渡す高齢者のイラスト

保管場所の選び方

  • 自宅の目立つ場所:本棚・引き出し・金庫など。「○○に置いてある」と家族に伝えておく
  • 保管サービスの利用:行政書士や終活サポートサービスに預ける方法もあります
  • クラウド保管:デジタルエンディングノートとして保存する場合は、ログイン方法を家族に共有を

渡すタイミングと方法

元気なうちに存在を家族に知らせておくことが大切です。「もしものときはここを見てほしい」と一言伝えておくだけで十分です。

  • 子どもや信頼できる家族に「場所を知らせておく」
  • 毎年誕生日などに見直し・更新する
  • 内容を全部話す必要はなく、「書いてある」という事実を伝えるだけでOK

書いてはいけないこと(注意点)

エンディングノートにキャッシュカードの暗証番号・通帳のパスワードは書かないようにしましょう。紛失・盗難のリスクがあります。アカウントIDのみ記載し、パスワードは別途パスワード管理ツールや信頼できる人への委任で対応するのが安全です。

終活について詳しくは、終活とは?始め方の完全ガイド【2026年版・やることリスト10選】もあわせてご覧ください。


おすすめのエンディングノート・無料テンプレート

市販のエンディングノート

商品名 特徴 価格目安
コクヨ「もしものときに役立つノート」 累計60万冊突破の定番。書き込みやすい構成 550円〜
学研「エンディングノート」 専門家監修。遺言書の書き方コラムも収録 1,100円〜
主婦の友社「私の覚え書き」 コンパクトサイズで持ち運びやすい 880円〜

無料で使えるテンプレート

  • 法務省「エンディングノート(わたしの記録)」:法務省が公開している無料PDFテンプレート。遺言書の説明も付属しており、終活入門に最適です。
  • 各市区町村の窓口:自治体によっては無料配布しているところもあります。お住まいの地域の高齢者支援窓口に問い合わせてみましょう。
  • 終活サービス会社の無料配布品:つながりサポートなどの終活支援会社でも、無料相談時にエンディングノートをプレゼントしているケースがあります。

デジタルエンディングノートという選択肢

近年は、スマートフォンやパソコンで管理できるデジタルエンディングノートも普及しています。

デジタルエンディングノートをスマートフォンで使う高齢者のイラスト

デジタルの主なメリット・デメリット

観点 メリット デメリット
更新のしやすさ いつでも簡単に書き直せる 慣れないと操作が難しい
共有のしやすさ 家族とクラウド共有できる ログイン情報を共有する必要がある
紛失リスク バックアップで消えにくい サービス終了リスクがある
セキュリティ パスワード保護が可能 ハッキング・不正アクセスのリスク

デジタルと紙のハイブリッド管理がおすすめです。デジタルで随時更新しながら、年1回程度のタイミングで紙に印刷して保管するとよいでしょう。

また、SNSやサブスクリプションサービスなどのデジタルアカウントのリストはエンディングノートに必ず記載しましょう。死後に誰も管理できないまま放置されるアカウントは、個人情報漏洩や不正利用のリスクになります。


「書くのが怖い」「後回しにしてしまう」方へ

エンディングノートを書こうとしたとき、「死を意識するようで怖い」「縁起が悪い」と感じる方は少なくありません。しかし、エンディングノートは死のためではなく、今を安心して生きるための道具です。

  • 緊急連絡先と医療情報だけでも書いておくと、倒れたときに家族が安心です
  • 「家族へのメッセージ」から書き始めると、感謝の気持ちを整理する良い機会になります
  • 誕生日・年末年始などの節目に書く習慣をつけると無理なく続けられます
  • 完成しなくても大丈夫。書き始めること自体が終活の大きな一歩です

よくある質問

Q. エンディングノートに書いた内容は法的に効力がありますか?

A. エンディングノートには法的拘束力はありません。財産の分配など、法的に効力を持たせたい内容は遺言書(自筆証書遺言または公正証書遺言)で別途作成する必要があります。

Q. エンディングノートはいつから書き始めるべきですか?

A. 「書こうと思えるとき」が最適なタイミングです。年齢制限はなく、40代・50代の方が書いて定期的に更新しているケースも多いです。大病をしたとき・退職のとき・子どもが独立したときなど、人生の節目に書き始める方が多いです。

Q. 書いた後に内容を変えたいときはどうすればいいですか?

A. 紙のエンディングノートは二重線や修正テープで書き直せます。遺言書と異なり厳格なルールはないので、気軽に更新してください。定期的な見直しをおすすめします。

Q. 家族に見せたくない項目があります。どうすればいいですか?

A. ノート自体を複数に分けたり、「生前は開封しないで」と表紙に書いておく方法があります。終活サポートサービスに預ける場合は、公開条件を指定できるサービスもあります。


まとめ|エンディングノートは家族への最大の贈り物

エンディングノートの書き方を改めて整理すると、①自分と家族の基本情報、②財産・契約情報、③医療・介護の希望、④葬儀・お墓の希望、⑤家族へのメッセージという5つの柱で構成されます。

一度に完成させようとせず、書けるところから少しずつ記入していくことが長続きのコツです。年に一度、内容を見直す習慣がつくと、更に充実した内容になっていきます。

「どこから手をつければいいか迷っている」「エンディングノートと遺言書を組み合わせたい」という方は、終活の専門家に相談するのもひとつの方法です。

つながりサポートの無料相談をご利用ください

エンディングノートの書き方・終活の進め方について、専門スタッフが丁寧にお答えします。大阪・関西エリアを中心に、遺言書作成・死後事務委任・身元保証まで幅広くサポートしています。

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