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24時間緊急駆けつけサービス完全ガイド|料金比較・対応内容・選び方を徹底解説【2026年版】
投稿日/2026.03.26 更新日/2026.03.28
カテゴリー:身元保証サービス

「深夜に胸が苦しくなったら、誰が助けに来てくれるのだろう」——一人暮らしの高齢者にとって、これは日々の大きな不安です。2024年の警察庁の統計によると、一人暮らしで自宅で亡くなった方は76,020人にのぼり、そのうち65歳以上が76.4%(58,044人)を占めています。発見まで1か月以上かかったケースも7.8%(4,538人)に達しました。
こうした事態を防ぐために注目されているのが「24時間緊急駆けつけサービス」です。ボタンひとつで専門スタッフに通報でき、訓練を受けた警備員が自宅に駆けつけてくれます。この記事では、サービスの具体的な内容から料金比較、大阪の自治体サービス、選び方のポイントまで徹底解説します。
目次
24時間緊急駆けつけサービスとは?
24時間緊急駆けつけサービスとは、高齢者が自宅で急病・転倒・体調急変などの緊急事態に陥った際に、ボタンひとつで24時間365日、受信センターに通報し、訓練を受けた警備員や対処員が自宅に駆けつけて対応するサービスです。
サービスの基本的な流れ
- 利用者が緊急ボタン(ペンダント型・据置型)を押す
- 受信センターのオペレーター(看護師等)が状況を確認
- 必要に応じて警備員が自宅に駆けつけ(目安5〜15分)
- 状況に応じて119番通報・救急車手配・家族への連絡を実施
どんな場面で使えるのか
| 場面 | 対応内容 |
|---|---|
| 急病・体調急変 | 胸痛・呼吸困難・意識障害時に駆けつけ、救急車手配 |
| 転倒・骨折 | 自宅での転倒で動けない場合の救助・応急処置 |
| ヒートショック | 入浴中の急変に対応(防水ペンダント併用) |
| 火災・ガス漏れ | 火災センサー連動で自動通報、消防への連絡 |
| 不審者の侵入 | 110番通報の連携、セキュリティ対処 |
| 長時間の無反応 | 人感センサーが異常検知し自動通報(意識不明でも対応可能) |

主要事業者の料金比較【2026年版】
| サービス | 月額(税込) | 駆けつけ追加費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ALSOK みまもりサポート | 2,640円〜 | 緊急時無料、依頼時7,700円/回 | コスパ重視、全国約2,400拠点 |
| おまもりコール(大阪ガス) | 2,750円〜 | 緊急時無料、依頼時3,300円/回 | 関西最大手、看護師直通24時間相談 |
| CSP 見守りハピネス | 3,080円〜 | — | 初期費用0円で始めやすい |
| 関電SOS シニア向け | 3,190円〜 | — | 防犯+見守りの総合プラン |
| セコム 親の見守り | 5,060円〜 | 安否確認駆けつけ11,000円/時 | 業界最大手、全国約2,500拠点 |
| 大阪市 緊急通報システム | 858円(非課税無料) | — | 自治体事業、対象者限定 |
コストパフォーマンスではALSOKが月額2,640円〜と最も手頃です。関西エリアにお住まいの方は、大阪ガスセキュリティサービスの「おまもりコール」が駆けつけ費用も安く、看護師直通の24時間健康相談がセットになっています。

一人暮らし高齢者が自宅で倒れるリスク|知っておくべきデータ
「まだ元気だから大丈夫」と考えている方にこそ知っていただきたいのが、自宅内事故の深刻さです。
転倒事故の約6割は自宅で発生
東京消防庁のデータによると、高齢者の転倒事故の約6割は自宅で発生しています。後期高齢者(75歳以上)は前期高齢者の2.2倍の発生率で、転倒後の負傷者の8割以上が通院・入院を必要とするケガを負っています。厚生労働省の調査でも、高齢者の要介護原因の第3位が「骨折・転倒」(13.9%)です。
ヒートショックによる浴室での急死は交通事故死の約3倍
2024年の人口動態統計では、浴槽内溺死者は7,776人、うち95%(7,363人)が65歳以上でした。入浴中の急死は年間推計約19,000人にのぼり、交通事故死(約2,100人台)の約3倍に達しています。特に11月〜3月の冬季に集中するため、浴室でも使える防水型の緊急通報ペンダントは必須といえます。
脳卒中は4.5時間以内の発見が生死を分ける
脳梗塞は発症から4.5時間以内にt-PA(血栓溶解薬)治療を受ければ、3〜4割がほぼ後遺症なく回復できるとされています。しかし一人暮らしで発見が遅れた場合、このゴールデンタイムを逃すリスクが極めて高くなります。緊急駆けつけサービスがあれば、異変を感じた瞬間にボタンひとつで助けを呼ぶことができます。
身元保証サービスと緊急駆けつけの関係
身寄りのないおひとりさまにとって、緊急駆けつけサービスは「身元保証サービス」の重要な構成要素でもあります。
身元保証サービスの3つの柱
| サービス | 対象時期 | 緊急駆けつけとの関連 |
|---|---|---|
| 身元保証 | 入院・施設入居時 | 緊急時の連絡先として機能 |
| 生活支援・見守り | 日常生活 | 24時間365日の駆けつけ対応を含む |
| 死後事務 | 死亡後 | 死亡時の緊急対応として機能 |
緊急駆けつけサービスを身元保証サービスの一部として利用することで、入院時の緊急連絡先・手術の同意・退院時の迎えなど、一連の対応をワンストップで確保できます。警備会社の単体サービスでは対応しきれない「入院後」の手続きまでカバーできるのが、身元保証サービスとの連携の強みです。
大阪で利用できる自治体の緊急通報・駆けつけサービス
大阪府内の各自治体では、一人暮らし高齢者を対象とした緊急通報システム事業を実施しています。民間サービスと比べて費用が安く、まず最初に確認すべき選択肢です。
| 自治体 | 対象者 | 費用 |
|---|---|---|
| 大阪市 | 65歳以上の一人暮らし・高齢者のみ世帯・日中8時間以上独居の方 | 課税世帯:月額858円、非課税世帯:無料 |
| 堺市 | 病弱等のひとり暮らし・高齢者のみ世帯 | 非課税世帯:無料、課税世帯:年額8,400円 |
| 豊中市 | 65歳以上で独居・高齢者のみ世帯(週4日以上、1日8時間独居) | 初期費用・月額ともに無料 |
| 東大阪市 | 65歳以上のひとり暮らし等 | 自治体負担(無料〜低額) |
| 吹田市 | 65歳以上で特定条件に該当する方 | 自治体負担(無料〜低額) |
大阪市の緊急通報システムの特徴
- 携帯型機器(ストラップを引く)と固定型機器(緊急ボタン+ペンダント)の2種類
- 看護師等による24時間365日の健康・生活相談付き
- 緊急通報時、近隣協力者が対応できない場合は市の委託業者が自宅に駆けつけ
- 年1回の安否確認電話あり
- 申請先:各区の保健福祉センター
- 委託事業者:東洋テック株式会社(0120-24-2403)が24時間対応
大阪府内の自治体事業では大阪ガスセキュリティサービス(OSS)が受託数第1位で、100を超える行政契約実績を持っています。
2026年最新動向|スマートウォッチとIoTが変える緊急駆けつけ
Apple Watch × セコム「YORiSOS」
セコムが提供する「YORiSOS」は、Apple WatchからワンタッチでセコムにSOS通報できるサービスです。転倒検知時にはApple Watch画面にセコムSOSボタンが自動表示され、一定時間応答がなければ自動通報されます。月額550円(セコムホームセキュリティ契約者向け)で利用可能です。
転倒検知機能付きスマートウォッチの普及
| 機種 | 転倒検知 | バッテリー | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| Apple Watch SE2 | あり | 約18時間 | 約34,800円〜 |
| Apple Watch Series 10 | あり | 約18時間 | 約59,800円〜 |
| Google Pixel Watch 3 | あり | 約24時間 | 約52,800円〜 |
| Samsung Galaxy Fit3 | あり | 約13日 | 約9,000円〜 |
Galaxy Fit3のように約9,000円から転倒検知機能付きのスマートウォッチが手に入ります。バッテリーも約13日持つため、充電の手間が少なく高齢者にも使いやすいのが特徴です。ただし、スマートウォッチの緊急通報は家族やSOS連絡先への発信が中心で、警備員の駆けつけまではカバーしません。民間の駆けつけサービスとの併用が理想的です。
IoTセンサーとAI見守りの進化
水道・電気の使用状況を自動分析し、異常があれば家族や管理会社に通知するIoTセンサーが普及しています。象印の「みまもりほっとライン」は電気ポットの使用状況で安否確認ができる独自のサービスで、Wi-Fi不要・月額3,300円で20年以上の実績があります。これらのIoTセンサーと緊急駆けつけサービスを組み合わせることで、「日常の見守り」と「緊急時の駆けつけ」の両方をカバーできます。
選び方の5つのチェックポイント
- 駆けつけ時間と拠点数:自宅から最寄りの拠点までの距離が重要。拠点数が多いほど駆けつけが速い
- 24時間看護師相談の有無:深夜の体調不安にも専門家が対応してくれるかを確認
- 操作の簡単さ:「ボタンを押すだけ」「ペンダントを握るだけ」など、高齢者でも直感的に使えるか
- 自動検知機能の有無:意識不明でボタンを押せない場合に、人感センサー等で自動通報できるか
- 費用の透明性:月額料金だけでなく、駆けつけ1回の追加費用・解約条件まで事前に確認する
緊急駆けつけサービスの申請から利用開始までの流れ
自治体サービスの場合
- Step 1:地域包括支援センターに相談(大阪市は各区に設置、月〜金 9:00〜19:00、土 9:00〜17:00)
- Step 2:各区の保健福祉センターに申請書類を提出(本人確認書類・課税証明書等)
- Step 3:協力員を1〜2名登録(緊急時に15〜30分で駆けつけられる方)
- Step 4:申請から約1〜2か月で機器を設置、テスト通報を実施
民間サービスの場合
- Step 1:各社のWebサイトまたは電話で資料請求・見積もり
- Step 2:担当者が自宅を訪問し、設置場所や通信環境を確認
- Step 3:契約手続き(初期費用の支払い・鍵の預け入れ等)
- Step 4:機器設置・操作説明・テスト通報(通常、契約から1〜2週間)
民間サービスは自治体サービスに比べて導入までのスピードが速く、対象者の制限もありません。急いでいる方は民間サービスの導入と並行して自治体サービスの申請を進めるのが効率的です。
緊急駆けつけサービス利用時の注意点
契約前に確認すべきこと
- 解約条件:最低利用期間や解約金の有無を確認する。特にレンタル機器の返却義務に注意
- 駆けつけ費用の上限:月額料金に含まれる駆けつけ回数、超過時の追加費用を確認する
- 対応エリア:自宅が対応エリア内かどうか、拠点からの距離による到着時間の目安を確認する
- 鍵預かりの取り扱い:合鍵の保管方法・管理体制・返却手続きを確認する
利用中の注意点
- 定期的なテスト通報:月に1回はテスト通報を行い、機器が正常に作動するか確認する
- バッテリー管理:ペンダント型やモバイル端末は定期的な充電が必要。充電忘れに注意
- 緊急連絡先の更新:家族の連絡先が変わった場合は速やかに変更届を出す
- 入浴時の対策:浴室はヒートショックのリスクが高い場所。防水型ペンダントの着用を忘れない
緊急駆けつけサービスで命が救われた事例
事例1:深夜の心筋梗塞で迅速に救急搬送
一人暮らしの70代女性が深夜2時に急な胸の痛みを感じ、首から下げていた緊急ペンダントのボタンを押しました。受信センターの看護師が症状を聴き取り、直ちに警備員を派遣するとともに119番通報。警備員が約10分で到着し、救急隊への引き継ぎまでバイタルを確認。心筋梗塞と診断されましたが、早期治療により後遺症なく回復しました。
事例2:トイレセンサーが意識不明を検知
75歳男性が脳出血で意識を失い、自分ではボタンを押せない状態になりました。しかしトイレのドア開閉センサーが12時間以上の無反応を検知し、受信センターに自動通報。警備員が駆けつけ、倒れている男性を発見して救急搬送。一命を取り留めました。ボタン操作型だけでは対応できなかったケースです。
事例3:転倒で動けなくなった高齢者を救出
80代女性が浴室で転倒し、股関節を骨折して動けなくなりました。防水型の緊急ペンダントを着用していたため、浴室内からボタンを押して通報。警備員が合鍵で入室し、救急車を手配。入院・手術を経て、リハビリ後に自宅復帰できました。
離れて暮らす家族のための緊急駆けつけ活用法
遠方に住む子世代にとって、親の安全は最大の心配事です。緊急駆けつけサービスは本人だけでなく、離れて暮らす家族の安心にも直結します。
家族が活用できる機能
- 安否確認の依頼:電話がつながらない場合、家族から警備会社に安否確認の駆けつけを依頼できる(ALSOK:1回7,700円、セコム:1時間11,000円、大阪ガス:1回3,300円)
- 通報時の自動連絡:親が緊急ボタンを押した際に、家族のスマートフォンにメールやアプリ通知で自動連絡が届く
- 生活リズムの見える化:人感センサーやIoTセンサーで親の生活リズムを家族がアプリで確認できる(オプション)
- 定期レポート:月ごとの利用状況や健康相談の記録を家族に共有するサービスも
帰省した際に一緒にサービスの体験・契約を行い、操作方法を確認しておくのがベストです。「何かあったら警備員さんが来てくれるから」と伝えれば、親御さんも家族も安心感が格段に高まります。
緊急駆けつけと見守りサービスの最適な組み合わせ
一つのサービスだけに頼るのではなく、複数のサービスを組み合わせることで、より確実な安全対策が実現できます。
| 組み合わせ | カバー範囲 |
|---|---|
| 緊急駆けつけ+人感センサー | ボタンが押せない状況でも24時間無反応で自動通報 |
| 緊急駆けつけ+定期電話確認 | 日常的な安否確認と緊急対応の両面をカバー |
| 緊急駆けつけ+配食サービス | 食事の配達時に顔を合わせることで異変を早期発見 |
| 緊急駆けつけ+スマートウォッチ | 外出先でも転倒検知・緊急通報が可能に |
特におすすめなのは、自治体の緊急通報システム(低コスト)+民間の緊急駆けつけサービス(手厚い対応)+人感センサー(自動検知)の3層構造です。「ボタンを押せない状況」まで想定した多層的な備えが、一人暮らしの安全を守る鉄則です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 緊急通報システムと緊急駆けつけサービスの違いは何ですか?
自治体の「緊急通報システム」は通報機能が中心で、駆けつけは消防・救急に依存します。一方、民間の「緊急駆けつけサービス」は通報を受けたら警備員が直接駆けつけるため、より迅速な対応が期待できます。費用は自治体サービスの方が安いため、併用がおすすめです。
Q2. 鍵をかけていても駆けつけ時に入ってもらえますか?
多くのサービスでは「鍵預かり」オプションがあり、事前に合鍵を預けておくことで、意識不明で応答できない場合でも入室して対応してもらえます。鍵預かりの有無は契約時に必ず確認しましょう。
Q3. 一人暮らしの親に勧めたいのですが、本人が嫌がります。
「見守られている」ことへの抵抗感は自然な感情です。「お守り代わりに」「家族が安心するから」と伝え方を工夫しましょう。ペンダント型は見た目もシンプルで抵抗感が少なく、自治体の無料サービスから「お試し感覚」で始めるのも効果的です。
Q4. 外出先でも使えますか?
据置型の機器は自宅内のみですが、携帯型(モバイル型)の緊急通報端末やスマートウォッチ連動のサービスなら外出先でも利用可能です。大阪市の緊急通報システムにも携帯型機器があります。
Q5. 認知症の場合でもサービスを利用できますか?
認知症の方はボタン操作が難しい場合がありますが、人感センサーによる自動検知型のサービスなら、ボタンを押さなくても異常を検知して自動通報されます。トイレのドア開閉や居室の動きを感知するタイプが有効です。また、GPS機能付きの見守り端末を携帯することで、認知症による徘徊時の位置特定も可能になります。
Q6. 賃貸住宅でも設置できますか?
ほとんどのサービスは賃貸住宅でも設置可能です。据置型機器は電話回線に接続するだけで、壁に穴を開けるなどの工事は不要です。ただし、火災センサーなどのオプション設置では軽微な工事が必要な場合があるため、事前に大家や管理会社に確認しましょう。
まとめ:24時間緊急駆けつけサービスは「命のセーフティネット」
一人暮らしの高齢者にとって、緊急駆けつけサービスは「何かあっても誰かが来てくれる」という安心感そのものです。自治体の無料・低額サービスと民間の手厚いサービスを組み合わせることで、二重のセーフティネットを構築できます。
まずはお住まいの地域の地域包括支援センターに相談し、自治体サービスの対象かどうかを確認しましょう。そのうえで、必要に応じて民間サービスの追加を検討するのが最も効率的な方法です。
「つながりサポート」では、緊急駆けつけサービスの選び方から身元保証・見守りサービスまで、おひとりさまの安心を支えるワンストップサポートを提供しています。まずはお気軽にご相談ください。

